製品の作り方を考える

生技開発Tでは社内でシーズ開発した製品の工程設定から量産までの準備、型の改善などを行っています。私の所属している試作班の役割は、製品の図面を基に、作り方を考えていくことです。ボルトは金型で潰して作っているので、どの型を使うのか、何回たたくのかなどを考える必要があります。また、複数の機械を使うため、それに応じてどの機械ではどの型を使うのか考えなければなりません。工程の設定が終わったら実際に試作を行い、図面通りに製品が生産できるかを確認します。その後試作品を検査し、お客様にご確認いただいて量産することが出来ます。

自分の設計した金型で!

ボルトやナットを作るための金型を設計するときは、まずは紙に工程図、型図を書いてみて、その後CADを使って図面を作成します。図面が完成したら金型メーカーに発注します。試作した時に、既定の寸法と若干誤差が出でしまう時もあります。そのようなときは設備、ライナーを調整して既定の寸法になるまで調整します。どうしても型修正できない時は型設計を改善、新しい金型を手配することも…。時間をかけて設計した金型できちんと製品が造れた時は本当に嬉しいですね。

8:15
メールチェック・業務内容の確認
9:00
上司の承認が必要な物があれば先に提出・業務の相談
10:00
型の設計、図面作成、手配書の処理、
金型の注文書作成、メーカーに納期確認
書類を上司に見せる
17:00
帰宅 忙しい時は20:00まで残業することもあります。

小さな部品だけで
ここまで大きな会社

自動車の基礎部品となる製品でも一番小さいであろう「ファスナー」で、こんなにも大きな会社というのが率直にすごいと思いました。別の会社で働いている研究室の先輩からも、「この会社はしっかりやっている会社だよ。」と勧めてもらったのもきっかけです。また、入社してから家のローンを組むときに「青山製作所で働いてます。」といった時に、「青山製作所さんは安定している会社ですね。」と言われたこともありました(笑)

ファスナーは目立たない部品ですが、青山製作所は自動車業界以外にも進出していたりして、存在感のある会社です。入社してからはますますそれを強く感じていますし、安心して働ける環境だと思います。

子どもが2人いるので、習い事の送り迎えをしたり、一緒に外で遊んだりしています。
子育てをしていると土日はあっという間に終わってしまいますね。